新型コロナウイルス感染症対策で収益が鈍化するなか、J&J、製薬・医療技術売上高で利益予想を上回る
重要なポイント
- ジョンソン・エンド・ジョンソンは、新型コロナウイルスワクチンの需要が減少する一方、医薬品や医療機器の売上が増加したため、利益と売上高の予想を上回った。
- 医薬品収入は138億9000万ドルだったが、そのうち新型コロナウイルス感染症ワクチンによるものは4100万ドルのみだった。
- ジョンソン・エンド・ジョンソンは2023年のEPSと収益見通しを引き上げた。
ジョンソン・エンド・ジョンソン (JNJ)は予想を上回る結果を報告し、その評価を高めました。 ガイダンス 新型コロナウイルスワクチンの需要が減退したにもかかわらず、医薬品や医療機器の売上が増加した。
同社は、 スピンオフした 消費者製品部門を別会社 Kenvue (KVUE)、8月に2023会計年度第3四半期を発表 一株当たり利益(EPS) 2.66ドル。 売上高は前年同期比6.8%増の213億5000万ドルとなった。 どちらも予想を上回りました。
Innovative Medicineとして知られるJ&Jの製薬部門の収益は、前年比5.1%増の138億9000万ドルとなった。 このうち、新型コロナウイルス感染症の予防接種によるものはわずか4100万ドルだった。 ダーザレックスやエルレアーダなどの抗がん剤が売上を押し上げた。
同社の医療技術部門の売上高は、主に電気生理学製品によって牽引され、10% 増加して 75 億ドルになりました。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは現在、通年のEPSを10.07ドルから10.13ドルと予想していますが、これまでの予想は10ドルから10.10ドルでした。 売上高を836億─840億ドルの範囲と予想し、従来予想の832億─840億ドルから引き上げた。
このニュースを受けてジョンソン・エンド・ジョンソンの株価は当初上昇した後、反転し、東部時間午前11時30分の時点で0.4%安となった。 年初からは11%以上下落した。